日時 
場所 
講師
 
参加者 
平成15年7月19日(土) 15:00〜17:30
ユースプラザ「ほっとハート」(岡山県開発公社ビル一階)
野村誠 氏

青少年8名+社会人10名
 開始前から別の会議で来ている高校生たちに写真撮影を頼まれるなど人なつっこい雰囲気の野村誠さんと仲間たち。まずは「しょうぎ作曲」の方法をレクチャー。この方法で昨夜作ったという曲を披露してくださいました。
 突然体操を始めたり、観客とバネの糸電話(不思議な声になります)で会話したり・・・本当に自由な『音楽』が再現されてゆきます。次々と繰り出される楽しい『びっくり』で一気にテンションがあがる受講生たち。おもちゃ箱のようです。
★『しょうぎ作曲』って何?★
 輪になって座り、楽器を並べ、それぞれの色の筆記用具と大きめの紙を用意、 順番を決める。最初の演奏者がフレーズを作り、(これは楽器の演奏にとどまらず、セリフだったりダンスになったり、参加者に対するアクションだったりの自由度の高いもの・・楽器もピアニカやSAXからパーカッションから100ショップ系オモチャ楽器まで実にバリエーションに富んだもの)それを自分なりの方法(言葉でも記号でも絵でも・・後で自分にわかればいい)で記述した紙を次の奏者に渡す。
 作ったフレーズは(人数によって)一回りしてくるまで、あるいは決めた演奏者人数からはみ出るまで演奏し続ける。次の奏者は前の奏者(たち)の演奏に合わせて(あるいは切り返して)フレーズ(パフォーマンス)を作り記録し・・を繰り返してゆく。
 常に同じ人数が演奏し、少しずつ(印象としては結構大きかったりもするが)変化して行く。何回か回して終わり方を決めて作曲は出来上がり。

 作っている時は考えたり短い試行錯誤、書き込む間があり、演奏としての本番は、これを『楽譜』を基に再現する時にある。演奏(パフォーマンス)は繋がり、スムーズに流れ不思議な音楽・独特のハーモニーが流れ出す。集団が半ば即興的に『作曲』したパフォーマンスは予測を越えた奇想天外な展開を見せて、きっと他の方法では作成不可能にちがいないと確信させるユニークで面白いものだった。
 人数を半分に分けてそれぞれ『しょうぎ作曲』。90分弱くらいでできあがった曲を聴かせ合うことになりました。

 A組は元気な小学生の参加もあって『狂熱のリズム』「バナナ、バナーナ!」の掛け声が耳に残り、肩車したり、身体が踊り出す激しく楽しい『動』の曲が出来ました。
 B組は円座で座り室内楽風・・演劇風ボイスや輪ゴムを飛ばすなども含めての自称『宮廷音楽』・・A組とは対照的な『静』の音楽となりました。
 それぞれの作品に対して大きな拍手が贈られました。予定時間をオーバーするくらい盛り上がった『しょうぎ作曲』のワークショップも終了です。一行は合宿地の牛窓へと転戦して行きました。 『音楽』に対しての常識を破り、「こんなに楽しいものだったんだ」「こんなに自由なものだったんだ」という発見を与えてくれた素晴らしいワークショップでした。

■講師 野村誠 氏

(作曲家、鍵盤ハーモニカ、ピアノ・・・鍵盤奏者・「しょうぎ作曲」法考案者)

1968年名古屋生まれ。8歳の頃、自発的に作曲を始める。作曲作品に、「だるまさん作曲中」(2001:ピアノと管弦楽)、「つみき」(箏2重奏)など多数。2003年、アサヒビール芸術賞受賞。他受賞多数。現在、京都女子大学児童学科講師。

☆CDブック「路上日記」 (ペヨトル工房)、CDに「Intermezzo」(エアプレーンレーベル)、「せみ」(Steinhand)など。

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